今はやめちゃったんだけど、
昔、刀のお稽古に通っていてね。
そこの師匠は、精神論的なことを語るのが嫌いな方だったんだけど、
あるとき、
稽古を始めて10年は、だんだん自分が強くなるように思える。
そのあとの10年は、だんだん弱くなっているように感じてくる。
それからの10年は、だんだん、無意味に思えてくる。
さて、そこからが、本当の修行の始まりだ!
と、言っていたことがあって、
何だか気の遠くなるような話だな~って、
思っていたんだけど、
最近、その意味が何となく分かってきたような気がする。
(30年は立ってませんよ!)
無意味だなというところに至ったあとどうするか。
そこは、大きな分かれ道なんだろうね。